月下氷人の意味!由来はどこから?別名でいうとコレ!

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月下氷人

こんな言葉を聞いたことはありますか?

漢字のイメージからすると、
何だか美しい言葉ですよね。

「月下美人」ともよく似ています。

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月下美人」と勘違いして美しい人を意味する言葉だと思っている方もいるのではないでしょうか。
|・ω・)

月の下の氷の人って何だか冷たい感じがしますが、
どんな由来があるのでしょうか。

と、いうことで!

今回はこのことわざの意味や使い方、どんな由来があるのか、別名でいうとどうなるか、などをまとめました。

それではさっそくみていきましょう。


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月下氷人の意味

まずは基本的な意味からチェックしていきましょう。

    月下氷人の意味

    縁結びの神様のこと。

    そこから転じて、男女の縁の仲立ちをする人のことを表す。

男女の縁を取り持つ人のことを指すので、結婚式の仲人媒酌人を指して「月下氷人」ということも多いです。

最近、渋谷区で同性婚カップルを認める「パートナーシップ証明書」が発行されたことが話題になりましたよね。

近年では世界的に同性カップルが当たり前の時代になってきたので、そのうち月下氷人も男女の縁ではなく、恋人の縁とか、パートナーの縁を取り持つ言葉になるのかもしれませんね~。


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由来について

「月下氷人」というのは中国の故事に由来する言葉。

とはいっても一つの故事に「月下氷人」という言葉が出てくるわけではなく、「月下老人」と「氷人」二つの故事から作られた合成故事なんです。

まず、「続幽怪録」という書物に、月夜に会った老人から将来の妻を予言され、結果その通りになったという逸話が載っています。

これが「月下老人」や「月下翁」という故事になりました。

そして、中国晋王朝について書かれた歴史書の「晋書」には、氷の上に立って氷の下の人と話した夢を見て、これを占い師に言ったところ媒酌をする前兆だと夢解きし、実際にその通りになったという逸話が載っています。

これを「氷人」といいます。

この二つが合成され、「月下氷人」という言葉になったんですね~。

どちらも結婚や媒酌、男女の縁を意味する故事なので合わせることで、さらにおめでたい感がアップしますね。
(^^ゞ

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別名でいうと?

「月下氷人」というのは「月下老人」と「氷人」が合成された言葉。

なので別のことばで言えば、
結婚式の仲人を意味します。

仲人といえば結婚の仲立ちをしたり、相手探し、見合いの段取り、結婚準備まで仕切ってくれたり、結婚式でご挨拶などをする人としてよく聞きますよね。

本当に?あまり聞いたことないけど?

と思うかもしれませんが、実際に結婚式や結婚準備の打ち合わせなどでは

ではここで月下氷人の○○さんのご挨拶が入り・・・

のように使うこともあります。

しかし、近年では人間関係や時代背景の変化によって仲人を設定する結婚式は減少傾向にあるようです。

また、経済状況により結婚式を挙げずに籍だけを入れる場合も多いですよね。

なので、聞き覚えがないというのは仲人というシステム自体が少なくなっているせいかもしれません。

月下氷人の使い方

月下氷人が仲人の別名なのは分かりましたが、どんな場合に使えばいいのでしょうか。

シチュエーションを交えてみていきましょう。

    例1

    同僚との結婚が決まり、二人で上司に報告しに行く場面で、その上司に仲人を頼もうとしている、というシチュエーション。

    おかげ様で私たち、結婚することになりましたので、ぜひ月下氷人をお願いしたいのですが・・・

こんなふうにあらたまった挨拶の場合は「月下氷人」という言葉を使う場合も多いですね。

    例2

    結婚式の場面で、新郎が二人のなれそめやお世話になった方々などの話をするというシチュエーション。

    私たちが愛情を育み、今日という良き日を迎えることが出来たのはひとえに月下氷人である○○係長のおかげであります

    相手に感謝を伝える場面や、スピーチなどでは「月下氷人」はよく使われます。

仲人でも問題ないのでは?

とも思いますが、よくよく考えると仲人は結婚式会場の方に「お仲人さん」とか「御仲人様」と呼ばれることも多いです。

つまり「仲人」自体はそこまで丁寧な言葉ではないんですね。

なので、自然とあらたまった場面では「月下氷人」を使うことが多くなるということなのでしょう。

また結婚式場で働いている人やブライダルの仕事をしている人もよく「月下氷人」は使うようです。

実はブライダル用語辞典にも載っています。

今度、本当に載っているかどうか、
注意してみてみてくださいね。
(^^ゞ

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まとめ

今回は「月下氷人」の意味や使い方、元になった言葉などをまとめてみました。

月下氷人というのは男女の縁を取り持つ神様のことで、仲人や媒酌人をあらわしているました。

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月の下の氷の人と書くのは「月下老人」と「氷人」という二つの故事を合成させているからですね。

月夜に出逢った人から将来の妻を予言されたり、夢で氷の下にいる人と話すなんて、何だかロマンチックですよね~。

女性に好まれそうな美しい情景をあらわしているので、結婚や婚姻、男女の縁を意味する言葉になったのも頷けますね!

今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ


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