漁夫の利の意味と漢文の現代語訳!書き下し文や使い方もまとめてチェック!

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漁夫の利。

小学生のころの国語でやった、
お馴染みの有名なことわざですよね。^^

ラッキーな出来事や降って湧いたような幸福の時に使ったりします。

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ただ、かなり昔のことなので、

正確な意味ってなんだっけ?

なーんて、忘れてしまっていたり・・・。

今回はせっかくなので、元の漢文も見ながら、
漁夫の利の意味をチェックしていきましょう。


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漁夫の利の意味

まずは基本的な意味からみてみましょう。

    漁夫の利の意味

    当事者同士が争っているスキに、第三者が何の苦労もなく楽に利益をさらっていくことのたとえ。

当事者がぐずぐずと言い争っている間に、横から現れた第三者に利益を奪われるという意味の言葉ですね。

このことわざは中国の戦国時代の史書である

戦国策

に登場する故事が由来になっています。

趙の国と燕の国が争っている場面で、燕の国の使者が趙の国の王を説得しているという状況です。

ではその一場面を見ていきましょう。


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漢文

    趙且伐燕。蘇代爲燕謂惠王曰、

    「今者臣來過易水、蚌正出曝。而鷸啄其肉。蚌合箝其喙。鷸曰、

    『今日不雨、明日不雨、即有死蚌。』

    蚌亦謂鷸曰、

    『今日不出、明日不出、即有死鷸。』

    両者不肯相舎。漁者得而并擒之。

    今趙且伐燕。燕趙久相支、以敝大衆、臣恐強秦之爲漁父也。願王之熟計之也」

書き下し文

趙且に燕を伐たんとす。蘇代、燕の為に惠王に謂ひて曰はく、

「今日臣来たりて易水を過ぐ。蚌方に出でて曝す。而して鷸其の肉を啄ばむ。蚌合して其の喙を箝む。鷸曰く、

『今日雨ふらず、明日雨ふらずんば、即ち死蚌有らん』と。

蚌も亦鷸に謂ひて曰はく、

『今日出でず、明日出でずんば、即ち死鷸有らん』と。

両者、相舎つるを肯ぜず。漁者得て之を并はせ擒ふ。

今趙且に燕を伐たんとす。燕と趙久しく相支へて、以つて大衆を敝れしめば、臣強秦の漁父と為らんことを恐るるなり。故に王の之を熟計せんことを願ふなり」と。

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現代語訳

趙の国を討伐するために燕の国の使者である「蘇代」は、
趙の王である「惠王」に言いました。

「ハマグリが口を開けて日向ぼっこしていたら、シギが飛んできてその肉を突こうとした。そこでハマグリは口を閉じてシギのくちばしを挟んだ。

シギは言った。

『今日も明日も雨が降らなければ水が切れ、死んだハマグリになってしまうよ』

ハマグリは言い返した。

『今日も明日も嘴を出せずにいたら、飢えて死んだ鷸になってしまうよ』

双方譲らなかった。
そこに漁師が来てハマグリもシギも捕えてしまった。

今、趙の国と燕の国が争えばこのハマグリとシギのように、どちらも秦に取られてしまうでしょう」

話の中での『』が多くてちょっとややこしいですね。
(^^;

燕の国の使者が、趙の国の王を説得している場面で、今争うのは得策ではない、と言っています。

その説明をするためにハマグリとシギの出てくる「漁夫の利」という例え話を交えているという状況ですね。

ちなみにシギというのは川辺海辺などに住んでいるくちばしの長い鳥のことです。

使い方と例文

ではさっそく「漁夫の利」の使い方についてみてみましょう。

「二人を争わせ、双方が疲れたときに、横からすべて搔っ攫うという漁夫の利戦法を取った」

「漁夫の利という例もあるし、今は対立している二つの企業の様子を見守るのも重要である」

このような使い方ができます。

対立する二つが疲弊したスキに、とか、喧嘩で目が眩んでるうちに、とか、そういった場面で使うことが多いですね。

10代のころに友達と遊んでいてこのような状況になった時、

「いえ~い!漁夫った。ラッキー!」

なんて使い方をしていたのを思い出しました。(笑)

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まとめ

今回は「漁夫の利」の意味や使い方について紹介しました。
戦国時代中国の史書である『戦国策』の中の故事が由来となっていました。

当事者が争っているスキに、第三者が楽に利益を得る。

・・・というのは何だか卑怯な気がしますよね。
(^^;

堂々と戦え~!

という方もいるかもしれません。

しかしビジネスシーンや会社の抗争の場面だと、
けっこうあるあるな状況ですよね。

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状況を冷静に分析して、燕の国の使者のように

ここは一旦休戦して・・・

と言い出す勇気も必要なのかもしれませんね。

今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ


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