クラウドファンディングとはなにか!?簡単にまとめました

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最近、クラウドファンディングという言葉を
よく耳にするようになりました。

日本発のクラウドファンディングサービスを提供している、
READYFOR? (レディーフォー)では、先日、エヴァンゲリヲンに出てくる、

ロンギヌスの槍を月に刺すプロジェクト!

のエントリーがあり、ネットでも話題になったりしました。

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1億円集まったら、ロンギヌスの槍を月に刺す!

というプロジェクトになるのですが、

  • この1億円はどうやって集まるの?
  • お金を集めているクラウドファンディングってそもそも何?
  • と、疑問に思った人もいるのではないでしょうか。

    そこで今回は、このクラウドファンディングについて、
    なるたけわかりやすく解説していきますので、
    よろしければ参考にしてくださいね(^^ゞ


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    クラウドファンディングとはなにか

    簡単に言ってしまえば、

      一般の人からお金を集める仕組み

    ということです。

    普通、アイデアがあってお金を集めようと考えたら、

  • 銀行からお金を借りる
  • ベンチャーキャピタル(投資筋)から資金調達する
  • などの選択肢がありますよね。

    でも、それは基本的に「利益の分配」や
    ビジネスを行うこと」が前提になっています。

    そうすると、面白いけどお金にならないものについては、
    この方法は使えないのです。

    でも、このクラウドファンディングの仕組みを使うことで、

    たとえば、

  • 打ち切りになったドラマを最後まで見たい、とか
  • お金がないけど腕がいい映画監督を支援したい、とか
  • 良い製品を作っているけどこのままではお金がなくて完成できない、とか
  • そういった、個人の人や、お金がない人でも、

    そのプロジェクトに共感して、お金を出してもいいという人が集まれば、
    資金が集まることで、プロジェクトを遂行できるようになるわけです。

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    クラウドファンディングの仕組みと市場規模

    クラウドファンディングの大雑把なしくみは、

      個人が多くの人々からわずかな寄与を集め、
      利用することで目標に到達する。

    となっています。

    ただ、それにもいくつか種類があります。

      寄付型:リターンをまったく求めないタイプ(資金提供者に見返りなし)
      購入型:お金以外のリターンがあるタイプ(イベント招待や特典など)
      投資型:金銭的リターンがあるタイプ(事業が成功すればバックがある)

    アメリカなど海外では、かなりメジャーになってきたこの手法ですが、
    日本だとまだまだ浸透していません。

    市場規模で言っても、2013年時点で、
    アメリカだけでも約1500億円規模になっています。

    ちなみに、日本だと2013年時で約30~40億円程度なので、
    まだまだ浸透していな状況です。

    ただ、2015年1月時点では、日本だけでも、1ヶ月で20億を超えているので、
    この資金調達方法は、これからもっと普及していくでしょう。

    資金が集まらなかったらどうなるの?

    プロジェクトを立ち上げたけど、設定した目標の金額まで、
    資金があつまならかったらいったいどうなるのでしょうか。

    基本的にはプロジェクト単位で、
    募集をかけた人が金額を設定します。

    そして、プロジェクトに賛同してくれる人を募集し、
    目標金額に資金が到達したら、プロジェクトが発動します。

    なお、目標金額に達しなかった場合は、プロジェクト不成立となり、
    集まったお金は出資者に返金されます。

    クラウドファンディング 日本での動き

    今のところ、日本でクラウドファンディングサービスを提供している、
    2つの大きなサイトはコチラです。

    READYFOR?(レディーフォー)
    CAMPFIRE(キャンプファイヤー)

    READYFOR?

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    冒頭に出てきた、ロンギヌスの槍を月に刺す計画も、こちらのサイトで行われたエントリーの一つです。

    日本で初めて2011年3月からサービスを開始した、クラウドファンディングのパイオニアです。

    CAMPFIRE

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    READYFOR?より3ヶ月遅れの、2011年6月からサービスを開始した、国内最大のクラウドファンディングです。

    主に、クリエイターの人の資金集めに利用されています。

    顧問に堀江貴文氏がついたということで、話題にものぼったりもしました。

    これからどうなる?

    最近は、テレビや新聞など、メディアの偏向や、
    やらせが問題になってきていますよね。

    でも、このサービスだと、純粋にユーザーが、

    おもしろい!共感した!

    という内容に対して投資(寄付?)ができるので、
    ネットとの相性がとても良いんです。

    あの人の作った作品を見てみたい!
    あの打ち切り漫画を最後まで作ってほしい!
    そのプロジェクト、面白いからやってみてほしい!

    ユーザーからしても、小規模から募金のようにお金を提供できるので、
    多くの人から少しずつ、たくさんのお金を集めることができます。

    さながら、ド○ゴンボールの○気玉のようですね(^^


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    クラウドファンディングのデメリット

    金銭的なことが理由で、日の目を見ることができない多くのプロジェクト。

    そんなたくさんのプロジェクトが、このサービスにより、
    今後はもっと多くの人に、夢をかなえることができるようになります。

    が!

    その反面、やっぱりデメリットもあります。

    こんご、どんなことが起こりえるのか、
    その可能性についても、見てみたいと思います。

    商売を目的に利用する人が出てくる

    このサービスは、「プロジェクトを支援するために出資する
    というのが基本コンセプトとしてあります。

    しかし、この方法がメジャーになってくると、
    「プロジェクト完成のお礼として渡す報酬」を、多めに設定する人が出てきました。

    たとえば、

    「プロジェクトが完成した場合は作品を200個プレゼントします!」

    と謳っていて、その作品ができれば、
    作品がいくらかで売れるものだったとします。

    そしたら、多く出資したら、その出来上がった作品を、
    たくさん受け取って転売できたりしますよね。

    それって、メッチャ営利目的の投資になってしまうし、
    それが許されるなら投資家がバンバン入ってきちゃいますよね。

    そうすると、何も多くの個人から賛同を得て実施する、
    このサービスの意味もあまりなくなってしまいます。

    悪用する人が出てくる

    海外では実際に起きていることなのですが、
    お金を集めるチャンスがあれば出てくるのが詐欺師です。

    こんなプロジェクトをやります!お金集めたいです!

    と、エントリーしておきながら、実際には実行しない。
    自分の利益にしてしまう人が出てきます。

    ちなみに、クラウドソーシング側は、この詐欺に対して、
    まっとうな対応はしていません。

    相手が詐欺師だったとしても、手数料を抜いたうえで、
    資金が達成すれば、その詐欺師にもお金を渡します。

    まぁ、ネットだと、ちょっとでも怪しい点があると、
    ほじくり返してたたくのが常なので、実際に詐欺は少ないんですけどね。

    ですが、ないわけではないし、計画的に利用されたら、
    サービス提供側も、出資者側もどうしようもないのが現状です。

    多くの人から少額の資金を集めるため、プロジェクトに集まったお金を
    一度渡してしまうと、取り返すことはまず無理でしょう。

    日本では投資型のプロジェクトはほとんどない

    なお、日本ではまだ、投資のためのプロジェクト利用は、
    ほとんど存在していません。

    その理由として、日本での法律「金融商品取引法」があるためです。

    日本だと、投資型による資金調達を行う場合は、
    第2種金融商品取引業の登録が必要になります。

    ちなみに、寄付型と購入型の場合は、
    この登録は必要ありません。

    なので、今、走っている多くのプロジェクトは、

  • 公益性の高いプロジェクト
  • クリエイターや個人(団体)の活動を支援するプロジェクト
  • などがメインになっています。

    今後、この市場が何十倍、何百倍にも拡大したら、
    法律の整備も進むかもしれませんね。

    まとめ

    今回は、クラウドファンディングとはなにかについて紹介しました。

    デメリットなども挙げましたが基本的には、有益なプロジェクトであれば、
    賛同者もプロジェクト発案者もWin-Winの関係となる楽しみなサービスだと思います。

    ただ、その反面、

    だれでもお金を集められてしまう方法

    として、いちまつのある種、不安を覚えました。

    たとえば、冒頭に出てきたエヴァンゲリヲンの、
    ロンギヌスの槍を月に刺していいのか、という問題があります。

    国によっては、月を宗教上の神聖なものとしてとらえている国もありますし、

    そもそも、ロンギヌスというのは、聖書の中で、
    イエス・キリストの死を確認するために槍をイエスの脇腹に刺したローマ兵の名前です。

    エヴァンゲリヲンを知らない世界中にいるのキリスト教徒が、
    日本人がロンギヌスの槍を月に刺したニュースを英語でみたら、
    どんな反応をするのでしょうか。

    すべてのプロジェクトが、

  • 人の役に立つもの
  • 夢を叶えるもの
  • であれば問題ないのですが、必ずしもそうでない場合も今後、出てくると思います。

    ある種の対立を生むものであったり、悪意であったり。

    そういったものが、大衆の支持(資金)によって実行された場合に、
    不利益を被る人も出てきてしまうのではないかと。

    いくつかの事例が出てきて、その辺も法律やサービス提供側で、
    整備されていくと良いのかな、と思いました。

    今回、紹介したクラウドファンディングいうサービス。

    みなさんはどんな印象を受けましたか?
    賛否両論あるので、ちょっと気になるところです。

    良かったら、コメントしていってくださいね(*゚ー゚*)ノシ


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